肌質

肌の状態はその日によって変わりますし、加齢によっても変わります。食生活、睡眠時間、ストレスがあった日では全然肌の状態が異なります。美肌づくりのためには、効果の化粧品を使うよりも、良い食事をしてたっぷり寝た方が良いことは知ってる方も多いのでは?スッポンや鳥肉のスープなど、コラーゲンのたっぷり入ったメニューが次の日の肌の状態を作ることも、良く知られていますね。
なのに、以前にどこかのデパートで調べてもらった肌質診断を、いつまでも自分の基準にしている人、多くないでしょうか?肌の状態は、自分の目で見て、手で触って判断するのが良いと思います。微妙な変化をしっかりと見極めて、美肌づくりを目指しましょう。

・普通肌
水分と油分のバランスが取れている肌質です。比較的、肌トラブルが少なく、健康な状態と言えます。実は、「普通」というのは多数という意味ではなく、ほとんどの人がプラスかマイナスかに傾いているなかでの真ん中は、とても恵まれている環境です。
その代わり、ちょっとした環境の変化でバランスを崩してしまう危険性をはらんでいるので、注意して下さい。
普通肌の中にも、どちらかというと乾燥に偏ってる、脂性に偏ってるという傾向はあるようです。ですので、肌質が変わるタイミングを見逃さないように、バランスを保つことに気をつけていきましょう。

・脂性肌
皮脂も水分も多い肌質です。毛穴が開いて場合が多いため、水分も皮脂も流れ出ています。
化粧崩れがしやすく、細菌が増殖しやすい環境のため、ニキビ吹き出物ができやすいのが特徴と言えます。肌全体が油っぽいため、とにかく顔をゴシゴシ洗ってしまいがちですが、肌に負担を掛けるので避けて下さいね。そして実は肌の内部は乾燥状態です。
水分が蒸発し切ってしまうと、油が目立ってしまい、汚れの原因となります。ただし、油分が肌表面のバリアとなるため、外部からの刺激や乾燥には強いため、肌の老化は進みにくい肌質です。肌の表面に汚れがつきやすいため、毛穴の黒ずみなどが起こりやすくなるので注意が必要です。

・乾燥肌
皮脂も水分も少ない肌質です。もともと毛穴が少なく、水分が排出されないため肌のキメは細かいのですが、小じわになりやすく老化が進みやすい肌質です。
乾燥肌の場合は、水分も皮脂も不足しているので、外部からの刺激に弱く、水分不足のため表面がヒビ割れているため、常に傷がつきやすい状態にあります。十分にスキンケア商品で保湿をし、油分を補わうことが重要になります。

・混合肌
比較的多いのが混合タイプです。実は、混合は皮脂が多めで水分が少ないため、自分は脂性肌だと思い込んでいる場合が多々あります。
一般的に額から眉間、小鼻にかけてのTゾーンに皮脂の分泌量が多いのが特徴ですが、頬から口・アゴの周りにかけての U ゾーンは乾燥したりします。
混合肌は、肌の場所によってスキンケアの種類を変える必要があり、ある程度手間を掛けることは覚えておきましょう。

上記のように人の肌質には様々な種類がありますが、スキンケア行う上では自分の肌質をしっかり把握することが大切で、その肌質に合ったスキンケア商品を選び、どの肌質も皮膚に負担を掛けないようにケアしていくことが重要ですので、覚えておいてくださいね。

しみとくすみの原因

普段からメイクなどで鏡で自分の顔を見ていても、知らない間に肌のしみやくすみはできていたりしますよね。表情もなんだか沈んだように見えてしまいがちなので嫌なものです。
特に年を取るとますます気になりますよね。肌のしみやくすみって。
肌にしみが出来るのは強い紫外線を浴びた時などで、肌の反応によって作られたメラニン色素が皮膚表面に集中して沈着している状態をいいます。
日焼けをすると肌が黒くなりますが、あれは紫外線の刺激を受けた肌が奥深くでメラニン色素を作り表皮におくりだすことで肌を外界の刺激から守るためなのです。表皮に集まったメラニン色素は傘となって肌を紫外線から防護し、刺激を和らげてくれているのです。

本来なら、一時的に過剰に生成されたメラニン色素てあっても、じきに代謝によってアカとなって無くなっていきます。若い頃は新陳代謝が活発なので日焼けもあまり気にならないものです。
メラニン色素がなくなればこれで話が済むのですが、紫外線に断続的にさらされ続けたり、ホルモンバランスが崩れている時などは、メラノサイトというメラニンを作る部位に変化が生じてしまいます。メラノサイトがメラニン色素を生成する量と、ターンオーバーでメラニン色素を排出できる量がつり合わないため、排出しきれなかったメラニン色素は肌に蓄積されしみという形で残ってしまうのです。

ですので、紫外線を多く浴び過ぎると、ターンオーバーによって排出されるメラニン色素ではカバーしきれなくなるので、日焼けなどは避けた方が良いですし、紫外線対策もしっかり行うことが大切になります。
残念なことに、人間は年齢に逆らえない事実もあり、年齢を重ねて新陳代謝が弱くなるとメラニンの排出能力が低下し、しみとして肌に残りやすい環境が進んでしまいます。
また、肌のくすみは、代謝が弱まったために角質層が古くなっても残り続けて肌の透明度を損なったためにできるものです。クリアなガラスであっても何枚も重ねていくと色に濁りが出てきます。

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